5月20日におかげさまを持ちまして、音楽劇 How was it for you?が池袋のとしま区民センターで終演いたしました。
プレビュー公演も入れると全4回公演となりましたが、もっとやっていたかった!
ご来場いただいたみなさま、心の中で応援してくださったみなさま、本当にありがとうございました!
作曲家と作詞家(台本作家。英語でLibrettist という職業です)はロンドンにいたので、まずZoomで東京とロンドンをつないで稽古して、5月に入ってから二人が来日、怒涛の勢いの最終調整を経て本番を迎えました!
作品は、まず森鴎外のヰタ・セクスアリスの英語に翻訳されたバージョンを台本作家のジョアンナ・ピドコックが読んで原案を作り、そこから作曲家のフランチェスカ・レロイが日本語にする箇所を決めたり、音楽をつけて行ったりして、稽古で私のいとこ役の小阪亜矢子さん、お箏の時田・マクイーン・深山さんと私を交えて、日本語箇所について細かく話し合ったりして作りました。小阪さんは英語も堪能ながらフランス語のご専門で、ジョアンナ以外はみんなバイリンガルで、英語多めで日英飛び交う感じだったのですが、実は日英二か国語といってもバックグラウンドは、オーストラリア、イギリス、フランス、アメリカと日本の文化がまじりあった多国籍コラボレーションだったと思います。
舞台美術も、隈研吾事務所の林愛弥さん。会場に入ると、シンプルな部屋が対面に配置されて、お箏が中央の空間にあって、客席が両側に対面形式で並んでいるという仕様。
木の響きの中に、お箏(伝統的じゃない音もたくさん!)と歌声(声楽の声、私の地声)と電子音楽がまじりあっていました。今回図らずも全員女性。プロデューサーから、作曲家、作詞家、出演者、音響オペレーションに至るまで女性。さらにみなさんそれぞれいろんな分野での活躍目覚ましい方ばっかりで(ベルリン留学を控えていたり、お箏の時田・マクイーン・深山さんはバリバリのお箏も弾くし、超現代即興とかジャズもやるのよ!)作曲家のフランチェスカは日本語ペラペラで、邦楽(伝統)に超詳しい方で。すごいかっこいい集団でした。
本当は正直なところ、音楽も難しいし、「現代オペラ」って好き嫌いがあると思うのし、英語の割合が非常に多かったので見に来て下さったお客様にはこれつまらない、暗い、と思われたらどうしよう?どう映るんだろう?と思っていたのですが、音楽と、演劇と、文学の壁を越えた新しいジャンルを見た!というお声を頂いたり、普段舞台もそんなに見ない方からも面白かった!と言っていただけてとてもうれしかったです。
あとはポストトークのゲストの額田さんと滝口さんのすばらしさ!!!
着眼点がさすがすぎるし、もうほぼ作品解説をしてくださったといっても過言ではない、素晴らしいアフタートークゲストと空間を共にさせていただくことができて、幸せでした。
使ってください!(違)
ということで、7年ぶりくらいの舞台復帰、こんなに素晴らしい場所でかえってこられたこと、幸せです。ありがとうございました!
これからも楽しいお話をいただき、出演のご案内やお知らせをお送りできることを楽しみにしています!また応援に来てやってください!
ありがとうございました。
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